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※ ヘタリアに関係のない歴史映画のちょっとした感想です。
昭和天皇を扱った禁断の映画『Солнце(太陽)』を見ました。
「国家は人間の身体にたとえることが出来る」……擬人化ですね、分かります(笑)
大正十三年を基軸と捉えていて興味深かったんですが、いかんせん題材が題材ですし、あまり人に薦められるような映画ではありませんでした。当時の世界情勢と日本の内部事情を知らないとつまらないでしょうし。
淡々とした、けれどどこか不可思議なアメリカ総司令官と日本の現人神と呼ばれた方との静かなやりとりです。
ちなみにこの映画の何が驚きかと言えば、タイトルを見てもお分かりの通り監督がロシア人なことですよね。だからこそ日本人が触れられない「菊タブー」を扱うことが出来たのでしょうけど。
外国人、とくにロシア人から見た日米関係として大変面白いものでした。
監督は20世紀の指導者を描く四部作の三作目としてこの映画を作りましたが(一作目ヒトラー、二作目レーニン、最終作は恐らくスターリン)、かなり独特な世界観なので一般受けはしませんし、テレビで放映されることもまずないでしょう。
それでいいと思います。興味を持った人だけが自ら紐解く、そういうのが似合う映画ではないでしょうか。
ちなみに私が興味を持った理由は題材はもちろんのこと、敬愛するタルコフスキーが彼の事を評価していたからに他なりません。映像と音がとても綺麗でした。(ロシアお得意の箱庭的で)
もし大東亜戦争というものを少し別視点で見てみたいと思われましたら、この『太陽』に触れてみるといいかもしれません。ただし時代背景はあらかじめ把握しておくことをお勧めします。「日本の精神年齢は12歳」ゆえの発言や態度などを、知った上で見ると深い映画だと思います。
ロシア映画らしい暗くて重苦しい雰囲気と中途半端に感じられるラストが嫌いでなければ、是非どうぞ(笑)
余談:当時のアメリカ→日本の象徴は「HERSHEY'S MILK CHOCOLATE with ALMONDS」なんだなぁ(笑) 私も「あられの方が好きであります」!。
2008/12/02 露英 (sss / モスクワオリンピック)
(暫定版)
立ち上がったアメリカを参加国全員が一斉に振り返る。彼は静まり返った諸国の面々を前に堂々とした態度で、声を張り上げた。
「アフガニスタンに侵攻したロシアの暴挙は絶対に許せない。そういうわけで、俺はモスクワオリンピックをボイコットさせてもらう! みんなもそのつもりでいいよね?」
言って鋭い眼光で会場を見渡す彼の目が、日本の前でぴたりと止まる。青ざめた表情のまま見返す日本に、凛とした声が掛けられた。
「もちろん日本もボイコットするよね?」
「私は……」
「私利私欲で戦争するのは良くないって、君もそう思うだろう?」
「……アメリカさんと同じ意見でいいです」
消え入りそうな声で賛同を示す彼に、アメリカは満面の笑みを浮かべて大きく頷いた。そして再び会場を見回せば、次々と日本に倣うように各国は賛成の声を上げはじめる。問答無用で不参加の方向で意見がまとめられつつあった。
誰もアメリカには逆らえない。経済も軍事も今やアメリカとロシアは世界を二分するほど強大なものであり、冷戦と銘打ったそれは世界中の国々をも二つの陣営に区別する羽目となっていた。
西側陣営(アメリカ側)か、東側陣営(ソビエト側)か。二者択一である。
アメリカが、今回のモスクワで行われる予定のオリンピックをボイコットすると言うのであれば、彼とのつながりが深い国は自然とその意見に流れなければならない状況だった。良いか悪いかはさておきそういうルールが形作られていると言っても過言ではないだろう。
ふとアメリカの目がイギリスの方を向く。フランスやスペインらと並んで座る彼はこの決議の中、まだ一言も発してはいなかった。どうせ聞かなくても答えは分かっている、というような顔をして、アメリカは気軽に声を掛ける。
「イギリス達もそれでいいよね?」
まるで決定事項のような口ぶりのそれに、ちらりと目線を上げたイギリスの眉間が深い皺を刻む。彼はそのままふいっと顔をそむけると黙り込んでしまった。その隣でフランスが腕組みをしながら発言する。
「俺ははんたーい」
「なんでだい? 君だってロシアの勝手な暴挙を許すわけじゃないだろう?」
「アフガン侵攻とオリンピックは関係ないな。好みの問題じゃない」
「でも!」
「俺も反対や」
フランスの隣りでスペインも手を上げた。アメリカの表情が険しくなり、その眼が徐々に細まるにつれ場内の空気も重く淀んでいく。それでもフランスやスペインに協調するかのように、今度はボイコット反対派の声がぽつぽつと出始める。
「君たちはロシアを支持するって言うのかい!?」
アメリカの苛立った声に再びしんと静まり返った室内に、それまで無言を押し通していたイギリスの声が静かに流れた。
「強制出来るもんじゃないだろ。ボイコットしたい奴はすればいい。出たい奴は出ればいい。そういうもんだろうが」
「でもイギリス!」
「いいからもうやめろ」
その声にアメリカが盛大に眉をひそめたが、さすがに雰囲気的にこのまま続けるのは得策でないと判断したのか、はぁと溜息をついて彼は着席した。
1980年夏季大会開催当日。
ロシアは西側諸国約50カ国が参加を取りやめたメイン会場を見つめながら、手にした小熊のぬいぐるみを指先でぐるぐる弄んでいた。無意識に力が込められていたのか、いびつに歪んだ熊の顔が、常に薄ら笑いを貼り付けているロシアの本心を表しているように見える。
「シケたツラしてんな」
ふと掛けられた声に顔を上げれば、溌溂とまではいかないが明るい表情をしたイギリスの姿があった。
「そいつ、ミーシャだっけ?」
「うん」
イギリスの指がロシアの手にあるぬいぐるみの頭を軽く小突く。今回のオリンピック用に生み出されたマスコットはつぶらな瞳で場違いなほど楽しそうににっこりと笑っている。
「日本君の家でアニメが放映されていたんだよ」
「そうらしいな」
「でも彼もボイコットしちゃったからもう……ね」
寂しそうに言ったその頭を思わず撫でてやりながら、イギリスは競技場を眺めやった。そろそろ短距離走がはじまるところだろうか。
「イギリス君」
「なんだ?」
「ここにいていいの? 君の家だってアメリカ君の意見に同意したんじゃなかったの?」
「そうだな。だから今日は政府の支援なしでやって来た。おかげで国旗も国歌もないと来てる。それでも国民が一人でも参加するなら俺は当然来るべきだしな」
「……イギリス君がここにいることで、アメリカ君の機嫌は今ごろすっごく悪いだろうね」
「知るか。俺もフランスも、スペインもオランダもベルギーも、みんな自分たちの意思で参加してるんだ。誰に何を言われる筋合いもねぇ」
さすが近代スポーツ発祥の地。毅然とした態度できっぱりと言い切り、イギリスはそれでも落胆が隠せないロシアの頬にそっと両手を添えた。真夏だと言うのに相変わらず冷たい感触の肌を優しく撫で、柔らかく微笑する。
「お前がやったことには賛同出来ない。でも、政治とスポーツは別物だ。今この場にいる『ソビエト連邦』は第22回オリンピックの主催国なんだから、もっと胸を張れ!」
「たった81ヶ国でも?」
「81もいりゃ十分だろ!」
「……うん」
小さく頷いて、ようやくロシアは唇をほころばせた。緊張がゆるんで子供のような笑みがふわりと浮かんだ。
2008/11/13 日露 (sss / 実在の人物)
「ねぇ日本君、君の家だと死んだ人は神様になるの?」
ロシアが清水焼の上品な青緑の茶碗を手に、壁にかかった一枚の写真を見上げながらそう言った。向いに座って同じように茶を嗜む日本もまた、彼と同じ方へ視線を向けながら小さく笑う。
「軍神ですね」
「ぐんしん」
「壮烈な戦死を遂げて神格化された軍人のことです。彼はその一人目でした」
「どこかで見たことあるんだよなぁ、この人」
ロシアは湯呑を置くとよいしょ、と立ち上がって絵の方へ移動した。髪を短く切り、ぴんと髭を伸ばした見目麗しい男が軍服に身を包んでいる。正面を向く穏やかな黒い瞳は澄んでいて、なんとなく日本に似ていると思った。
「お会いになられましたでしょう?」
日本は懐かしむように遠くを見つめるような眼差しで声を掛け、そっと茶を一口、飲む。
「え、僕、会ったことあったっけ?」
「私は彼からあなたの話を聞かされましたよ。とても綺麗で、とても純粋な、真っ白な心の持ち主だと」
「ふーん」
「彼はロシアを愛していました」
日本はそう言って、振り向いたロシアの色素の薄い瞳を見つめて穏やかに笑う。まるで日本自身が告白でもしたかのような錯覚を覚えて、ロシアもまた楽しそうな表情を浮かべる。
「そうなんだ?」
「彼はいつもロシアの話をしてくれましたよ。一面の銀世界、凍りついた河、吹雪の夜。クリスマスの静かな輝き、そして愛しきアリアズナ」
謡うように日本は言葉を紡ぎ、果てなく広がるシベリアの大地や雄大なヴォルガ川に思いを馳せた一人の軍人を脳裏によみがえらせた。
「あんまりにも彼があなたを褒めるものだから、私もまるで恋い焦がれるようにあなたを想いました」
「そうなんだ。嬉しいなぁ」
ロシアは機嫌良く笑ってから、壁の写真の中の男と目を合わせるように少しだけ下から覗きこんだ。その様子がひどく幼くて可愛いと思ってしまう。
「アサヒ、ヤシマ、シキシマ、ハツセ、フジ、ミカサ」
ふと聞きなれた単語がするすると聞こえて来て、日本は戸惑ったようにロシア背中を見つめた。彼は写真に語りかけるようにさらに続けた。
「アサギリ、ユウギリ、ハルサメ、ムラサメ、シノノメ」
「……それは戦艦の名前ですね」
「力強くて優しくて、美しい。日本人の理想なんだってね? 日本は美しい国だから、日本人はみんな美しいものを愛しているって、タケニイサンは言ってたよ」
タケニイサン。彼まで武兄さん、と呼んでいたことを初めて知った。
ロシアはくるりと向きを変えて日本の足元まで歩み寄ると、そのすぐ傍に膝をついた。薄い青紫色の瞳が差し込む夕日に照らされて、まるで冬の海のように穏やかに凪いだ。
「僕も彼が君の事を話すたびに、いつもドキドキしていたよ。まるで君に恋をしているみたいにね」
「それは嬉しいお言葉を。ありがとうございます」
日本は手を差し伸べてロシアの白い頬をそっと撫でた。粉雪を敷き詰めたかのように滑らかで手触りのよい肌は凍えるほど冷たい。指先からの熱をどれほど彼に伝えられるだろうか。
「タケニイサンは好き。でもアカシは嫌い」
ロシアはすうっと両目を細めてまっすぐ日本を見据えた。
「僕は許さないよ。君が僕の家を壊したことを」
「私もあなたを許しません。数多の命を奪ったことを」
「お互い様だね」
「ええ、お互い様です」
噛みつくような口吻けの味は、花びらを噛んだ時のように苦かった。綺麗で儚いけれど、甘やかさは皆無のように。
2008/10/31 露英 (talk / 萌えネタいろいろ)
そう言えば昨日いつものように露英妄想をしていたんですが、ロシアでは結婚指輪は右手の薬指に嵌めるんですよね。プー様とか見れば分かると思うんですが。
そこでありがちな指輪ネタでなんですが、露英でこっそり指輪交換をした時にイギリスは左手の薬指にはめてニヨニヨしながらも、ロシアが右手にはめるのを見て「なんだよお前、こんな時に恥ずかしがってんなよ」みたいに拗ねてしまえばいいと思います。
もしくはロシアがイギリスに指輪をプレゼントする時に、ドキドキしながらイギリスが左手を差し出そうとしたら「え、そっちじゃなくて右手でしょ」と言って右の薬指にはめられちゃうんですよ。「結婚するって言ったのは嘘だったのか」とがっかりしながらも、まぁでも「婚約指輪でも嬉しいしな」と思ってその場は満足。
でもいつまで経ってもプロポーズしてくれなくて悶々と悩んでしまうんです。「俺、遊ばれてるのかな……」とか「いわゆる二番目って奴なのかな……」とか思考は常にマイナスです。
ここまで妄想して「ちょっと待って。いくらなんでもこれ、露英じゃないでしょ」とハタと我に返りました。冷静に考えると正直キモすぎます。
うんでもこれくらい甘い露英がいいな! 好きだな! バカっぷるでもいいんじゃない!と開き直ってそのうちss書いちゃうかもしれません。たぶん。
ところで話は変わりますが、最近クレムリン宮殿の衛兵の制服(冬仕様)の格好良さによろめいています。バッキンガム宮殿の衛兵の格好も可愛いですが、あまりイギリスにして欲しいとは思わなかったんですけど。クレムリンの方は是非ともロシアに着てもらいたいです。
漆黒のロングコートに真っ赤なシャツが映えて、胸元から腰にかけての銀色の飾りと短剣?とホルスターが最高に素敵です。色気があるというかなんというか。しかも袖のひらひらと首から背中に垂れるストールみたいな部分が本当にいいんですよ!
ちゃんとストールの先にはタッセルがついていて、まさに美麗~って感じです。誰か描いて下さいお願いします。
長身だし小顔だしすごく似合うと思うんですよね。そんな彼を見て、普段はあまりロシアの容姿を気にしたことのないイギリスが、ちょっとドキッ☆としてしまえばいいと思います。
ちなみに警備は「ロシア連邦警護庁」が行うんですが、いわゆるソ連時代のKGB第9局に当たり、他にもシークレットサービスとして要人の警護にあったっています。つまりロシアにガードがつくならこの人たちってことですよね!
それともうひとつロシアで好きなのが「双頭の鷲」の国章です。双頭の鷲と言えば真っ先に思い浮かぶのが神聖ローマ帝国ですが、個人的にはロシア連邦の赤地に金の鷲が大好きです!(帝国時代より連邦時代の方が好み)
現ロシア国旗の中央に染め抜くのもカッコイイですし、是非ロシアにこの国旗を背負って佇んでもらいたいなぁと思います。はあはあ。
ちなみに赤青白の三色旗はそれぞれ愛と勇気のロシア・名誉と純潔のウクライナ・高貴と率直のベラルーシを表すそうですが、バラバラになってしまった今はどんな意味があるのかなぁ。
っていうかこうやって列挙すると、まるでなにかの戦隊物みたいでちょっと笑えます。登場する時名乗ってもらいたい(苦笑)
余談ですが、イギリスの国章(ライオンとユニコーンと盾)にはフランス語で標語が書いてあって、隣国との仲の良さを見せつけられちゃいます。(しかもガーター勲章にですよ!)
イングランドは本当にフランスに憧れていたんだなぁ。(ここでいたずらで英の髪にブルーリボンをつけてあげる仏兄ちゃんを想像して萌えた)
2008/10/22 米露英仏 (talk / WW2)
(戦争を萌えネタ変換しています。苦手な方はご注意下さい!)
WW2のヨーロッパを眺めていると、英⇔仏、英←露→独、独→英だなぁと思って仕方がないです。英モテモテだなオイみたいな。なんでだろう、おかしいなぁ。
でもドイツはイギリスと最後まで和平を結びたがっていましたよね。イギリスはパリを陥落させられたフランスを助けるのに一生懸命でしたが(笑)
そして最終的には英→米⇔露になっていくという……なんとも言えない相関図の出来上がりです。フラグクラッシャーなイギリスらしい結末に涙が禁じえません。アメリカ本気で鬼畜すぎるよ……。
戦後の米露は本当に興味深いですね。アメリカって基本的に臆病なイメージなので、その辺ロシアはきっと気付いているはず。そしてロシア自身もアメリカと似ているところがあるので、近親憎悪的な面もあるのかなと思います。(資本主義と共産主義の問題はこの際置いておいて)
露英はなんだかもう、本当にどうしようもなく合わないと言うか、ハブとマングース、犬と猿、蛇と蛙みたいな間柄なんだと思います。生理的に苦手と言うか生まれながらにして合わないと言うか。それなのに敢えてこの二人でラブい話を書こうというんだから……萌えの力ってほんと偉大。
そう言えば独ソ戦前の英仏の攻撃対象はロシアの所有する世界最大の油田カフカス(ソ連経済のアキレス腱)だったんですが、この攻撃が開始される直前、ソ連側のスパイによって秘密裏に進めていた計画があっさり露呈しちゃいます。で、仏vs露となったんですが、イギリスは「俺、乗り気じゃなかったから一抜けた」と言ってさっさと手を引き、残されたフランスは「おいおい俺どーすんだよこれから」という状況になってあたふたしているうちにドイツに攻められて降参。
この辺、マジノ要塞の役立たずっぷりもアレでしたが、実はイギリスにも責任がありますよね、絶対。仏兄ちゃんが泣いてます。
そうこうしているうちに勢いづいたドイツがソ連に攻め込み、それに対抗するため「敵の敵は味方」理論で英露は手を組むことになるわけですが、なんかもう本当にこの辺は入り乱れていて資料読むたび嫌な笑いが出ちゃいます。
「ヨロシクな、ロシア」「うん、よろしくね。そう言えばイギリス君、油田爆撃はもういいのかな?」「はぁ? なんのことだかわかんねーな」(にやにや)って感じで露英妄想しちゃうわけですが(笑)
だいぶ前にも書きましたが、私が露英を好きな最大の理由は「好きな国を両方いっぺんに書けたら美味しいよね?」だったりします。
好きな国同士をくっつけただけなので、調べれば調べるほど仲の悪いエピソードしか出てこなくて苦笑。でもそこがいいんですよ!
まぁ昔から「敵同士の恋愛」とか「激しい憎悪は時として」などなど王道としてありますよね? 愛憎表裏一体系で。それが露英に当てはまるかどうかは分かりませんが、米露は間違いなくこれです!(苦笑)
2008/09/01 米露 (talk / 実在の人物)
以下、WW2期の米英露関係および3首脳についての語りになります。政治家萌えが苦手な方はご覧にならないよう、お願いします。
私が米露に嵌った理由が「ルーズヴェルトvsスターリン」および「ブッシュvsプーチン」なので、まぁ……何に萌えているのかは一目瞭然だと思います。
あまりここには書けませんが、彼らのやりとりを見ていると本当に、永遠のライバルというか、真の敵って感じで話題に事欠きません。
にっこり笑って差し出した手で握手を交わしつつ、後ろ手には必ず銃を持っているような感じですからね。
ヤルタ会談の写真を見るたびぞくぞくとさせられます。あの時、英はほとんど全てを失っている状態なので、チャーチルの顔色が冴えないのがなんとも言えませんが、米英⇔露のやり取りは永遠の萌えだと思います…。
ちなみに英露の仲が悪い原因のひとつにカティンの森事件というものがあるんですが、それ以前はロマノフ王朝亡命計画などに絡んで、わりと仲の良い時期もあったりしたんですよね。あくまで「わりと」って感じでしたけど、秘密の取引とかもあった模様。
それとほんとどーでもいいことですが、WW2期の米英露3首脳中、一番美形だったのはスターリンだと思います。若い頃の写真、ほんとかっこいいんだ、これが。(晩年は岡田真澄…)
そして前大統領ヴァロージャも当時の首脳層では一番の美形でしたし、私の中では露=美形の構図が出来上がってしまっています。
や、ミーチャも十分可愛いですけどね(笑)
2008/08/01 露英 (sss / 戦後)
WW2以降における戦争ネタです。
独英戦および独ソ戦にまつわることですので、苦手な方はくれぐれもご遠慮下さい。
露英です。
その時、テレビから流れて来た音を聞いたイギリスはティーポット片手に固まった。たまたまチャンネルを切り替えた時に映ったドキュメンタリーの1シーンだったが、映し出された黒塗りの機体が立てる独特の音がリビングに響いて、一瞬で呼吸が止まり身体が動かせなくなる。
椅子に座っていたロシアはすぐに気付いてリモコンを掴み上げると即座にテレビを消した。室内はシンと静まり返ったが、それでも一度よみがえったその音は容易に消えてなくならない。鼓動が煩いくらい高鳴って呼吸が苦しかった。
「大丈夫? イギリス君」
「あ……あ、ぁ……」
なんとか頷くと急に重く感じられたポットをゆっくりとテーブルに置き、イギリスはロシアの方にふらりと近づいた。伸ばされた腕にすがりつくようにして広い胸に抱きこまれる。
「あの音……」
「スツーカだったね。すごいなぁ、あんな映像、まだ残ってるんだ」
「お前は? 大丈夫なのか?」
青ざめた顔を上げるとイギリスはロシアの瞳を下から覗きこんだ。そして冷たくなってしまった指先でそっとその白い頬に触れる。
「……大丈夫。でも心臓が痛いな」
「そっか……って、やべ、止まんね……」
こみあげて来た涙がそのままぼとぼとと落ちていく。あわてて目元を抑えようとすれば、ロシアが小さくそれを制して静かにイギリスの両目をてのひらでおおった。
その手にそっと自分の手を重ねれば、細かな震えが伝わってくる。それをなだめるようにイギリスもまた、優しくロシアに腕を伸ばした。
抱き締めあえばあたたかな心音が互いの存在を伝えあう。大丈夫、大丈夫。
今は、もう大丈夫。
バトルオブブリテンだったり、スターリングラード市街戦だったり。ドイツと激しい戦闘を繰り広げたイギリスとロシアが最も恐れたものが、爆撃機スツーカの急降下音だと言われています。
その甲高いエンジン音は「悪魔のサイレン」と言われ、戦後も長い間両国民の耳に焼き付いて離れなかったと言われています。
ドイツは「音」が人々の恐怖心を煽ることを知っていたので、わざと鳴るように作ったらしいのですが、それと同じことをのちのちロシアにやられることになるんですよね。
多連装ロケットランチャー・カチューシャの奏でる音色は別名「スターリンのオルガン」と呼ばれ、まるで泣き叫んでいるかのような悲痛な音を立てます。これはベルリン戦に使われました。
他の戦争でもそうですが、「音の記憶」って本当に凄いですよね。必ず人の心に残り、その当時のことを身体全体で覚えているそうですから。怖い…。
イギリスもロシアもきっとまだまだ「音」の記憶が鮮明に残っていて、ふとしたきっかけで思い出すことがありそうです。まったく接点のないように見えて、意外なところでこの二人は共通の記憶を持っているんだよなぁと思ってちょっと書いてみたくなりました。
この他にも機関銃MG42のことを「ヒトラーの電気ノコギリ」と呼んだり、兵器には恐ろしい異名を持つものが数多くあります。こちらは米軍をおおいに苦しめました。
ちなみにスツーカの音は「Discovery Channel JU87@ニコ動」の冒頭に、カチューシャの音は「ドイツ首都攻防戦@ニコ動」(砲撃後の0:22辺りから)にありますので、聞いてみたい方はどうぞ。(一瞬MG42も映ります)
ただし兵器の事をカッコイイと書いているコメントが多いので苦手な方はご注意下さい。また、後者の後半に搬送される死体が映りますので(グロくはありません)、見たくない方はカチューシャ映像で切って下さい。
2008/07/24 ツングースカ大爆発 (talk / 災害)
ロシアにおける自然災害ネタです。苦手な方はご遠慮下さいませ。
実は今から約100年程前、ロシアではツングースカ大爆発というものが起きました。
原因は天体爆発らしいのですが、なんとこの影響によりヨーロッパでは白夜のような日が何ヶ月も続いたそうです。
しかもその爆発の跡はまるで蝶のようにも見えることから「ツングースカ・バタフライ」と呼ばれています。
ということはですよ、つまり。ロシアの身体にはきっと外宇宙から飛来した隕石による蝶の形の痣があったりするんでしょうか。人間に付けられた傷ならば消えてしまいそうですが、何と言っても相手は地球外物質です。
wikiによれば「半径約30kmに渡って森林が炎上し、約2150km²の範囲の樹木がなぎ倒された。1000km離れた家の窓ガラスも割れたという」のですから、恐ろしいほどの爆発だったようです。
一説では「宇宙人による核爆弾攻撃」とまで囁かれたほどですし。(きのこ雲が数100km離れたところからでも観測された模様)
ロシアの、たとえば胸元とか背中とかに蝶の形の痣があって、それを見たイギリスが……とか。いつかこのネタでssをひとつ書いてみたいです。
ところで「ヨーロッパでは白夜が続いた」ってそこにイギリスも含まれまれるのかが気になります。もし異変がイギリスまで届いていたら、そしてその時から二人はお茶飲み友達だったのなら、その辺でも話がひとつ書けそうです。
(7/25追記:ロンドンでは夜空の下で新聞が読めるほどだったそうです)
それ以外にも、自然的(国土的?)なことでロシアには萌えがあります。
ロシアには世界でもっとも深くて、そしてもっとも透明度の高い湖、バイカル湖があります。なんとその水の透明度は40mだそうですよ。
世界で一番深くて一番透明で美しい……そう聞いただけでもう、脳裏には「それってなんてロシアの瞳!」と思い浮かびました。
国の身体が国土を表すなら、やはりロシアの瞳はバイカル湖以外考えられません。なんて理想的。
ご本家ではまだ明かされていないマフラーについても、勝手にシベリア鉄道だと思っていますし、脳内妄想も甚だしいんですが。妄想するだけならタダです!
2008/07/13 ロシア映画1 (talk / 旧ソ連)
一昨日から、いかんともしがたいロシア萌えが襲ってきましてですね、別に何があったわけでもないんですが。
以下、旧ソ連話になります。萌えは一切ないので興味のない方はスルーでお願いします。
以前にもちょこっと書きましたが、私は旧ソ連時代も含めてかの国が好きでして、多くの日本人同様「怖い国」なイメージを持っていますが、同時に「芸術の国」という認識が強く。音楽、バレエ、スケート、絵画、そして文学や政治、軍事にいたるまで興味津々な国でした。
で、その中でもとくに好きなのがタルコフスキーという人が作った映画なのです。ソ連映画の巨匠なのですが、かなり独特の世界観と描写なので、熱狂的なファンと苦手に思う人との間でだいぶ温度差があったりします。
私は熱狂的ではありませんが相当感銘を受け、子供の頃から現在にいたるまでファンであり続けているうちの一人なのですが。
今回、ヘタリアに嵌ってロシア(キャラ)が好きになり、その影響でいろいろと懐かしい資料を漁っていたついでに映画も引っ張り出して来ました。そして数年ぶりに見たのですが……何というか、やっぱり凄くてですね。私は「ソ連(ロシア)」という国を知るにはまずこの人の映画を見て欲しいなぁと思います。
とくに「ストーカー」がオススメです。「ソラリス」や「ノスタルジア」、「サクリファイス」も好きですが、イチオシは「ストーカー」です。
ソ連が抱えたありとあらゆるものがぎゅっと凝縮されているかのような、負の部分を描きながらも、最終的にはどうしようもない美しさを感じ取ってしまうような、そんな作品だと思います。(西側への憧れや当局への強い批判はこのさい置いておいて)
それと、タルコフスキーのお父さんは詩人なのですが、その人の詩が「ストーカー」内に出てきます。今思えば、とてもロシアに言わせてみたくなるような言葉でした。
『ひっそりと夏は去った
暖かいというだけでは淋しい
楽しい夢が叶えられるとしても
ただ、それだけでは淋しい
善も悪も明るく燃え上がる
ただ、それだけでは淋しい
生は私をやさしく包んでくれる
幸せというだけでは淋しい
葉は焼かれず枝も折られないで
さわやかというだけでは淋しい』
全てを得ても淋しさが癒されない、いつまでも満たされない、そんなところが彼を彷彿とさせるのかなぁと思います。(そしてこの辺が国花で御題の「薔薇」のラストに反映されていたり)
ロシア人の詩はなんだか切ないというか泣きたくなるようなものが多くて、ちょっと気が滅入っちゃうんですが、やっぱり綺麗で大好きなんですよね。
ただロシア語の発音がいまいち詩の朗読に向いていなくて、その点中国語なんかは耳触りがいいよなぁといつも思います。漢詩が好きなせいもありますが。
なにはともあれ、ロシアというキャラを、ドロドロに汚れていて灰色のイメージで残酷だけれど、白くて透明で純粋な、美しい人として書きたいなぁと改めて思いました。(結局は萌えに帰結/笑)
2008/06/30 米英 (sss / 戦後)
WW2以降の史実ネタです。いわゆる戦争ネタですので苦手な方はご注意下さい。
その時感じた違和感は他に言いようがなかった。おはよう、と言ってハグをした時のことだ。自分の腕の中のイギリスがやけに小さく感じられてアメリカは戸惑った。抱き締めたイギリスの身体を不思議そうに見下ろしてから、数秒思案したのちに彼は疑問を口にする。
「イギリス、最近ちょっと縮んでない?」
「お前がでかくなっただけだろ!!」
「いやそうじゃなくて。本当に……君、少し小さくなった気がするよ?」
「え……? あぁ……まぁそうかもしれないな」
「珍しいね、そこで納得するんだ」
「あー……いいじゃねーか別に、ちょっとくらい縮んだって。それよりさっさと仕事に戻れ!」
そう怒鳴って背を向けるとイギリスは行ってしまった。不思議そうにその姿を見送っていると、入れ違いにフランスが部屋に入って来る。
「なんだ、お前らまた喧嘩したのか?」
「違うよ。……なんだか彼、小さくなったような気がして。確かにここ百五十年程で俺の身長もだいぶ伸びたけど、いい加減成長だって止まってるし。でも……さっきの彼はちょっと違うと言うか……変な違和感があったんだ」
「……あいつんとこさ、この間の大戦で大勢死んだんだわ」
急にそんなことを言い出したフランスに、思わずアメリカは勢いよく顔を向けた。相変わらずのヒゲ面には皮肉気な笑みが浮いていて、それがやけに自分と彼との年齢差を感じさせるような気がして、咄嗟に何も言い返せなくなる。
フランスは手近な椅子に腰を下ろすと視線を外したまま続けた。
「イギリスんとこだけじゃないだろうが、まぁたいてい貴族の方が身体がでかいんだ。いいもん食ってるし、何よりスポーツと称してむちゃくちゃ身体を鍛えているからな。それ、なんの為だか分かるか?」
「少人数における植民地支配の為、って聞いたことあるけど」
「それもある。だが、最終的には戦地に赴く為なんだ。貴族は贅沢な暮らしの裏で重大な責務を負っている。それは国を守ることだ。国を守るために戦うことが彼らの存在意義になる。だから戦争が起きれば真っ先にあいつらは前線に飛び、命を落とすことになるんだ。屈強な体躯はそのためのものってわけ」
「……ノブレス・オブリージュだっけ?」
「あぁ、高貴な義務ってやつだ。で、先の大戦でのあいつんとこの死者数、これがまた凄いわけ。確か上流階級に属するほとんどの若者が死んだんだよなぁ。……そこで質問です。俺らの身長ってある一定の段階で成長が止まるだろ。これはなんでか分かるか?」
「……国民の平均身長が反映されるから?」
「そうそう。国を形成する上で国民ってもんは基本だからな。その中で、身長の高い貴族連中ばかりが何万人も死ねば、そりゃあ平均身長もがくんと下がるわけだ。つまり」
「イギリス自身も縮む可能性があるってことかい?」
「そういうこと」
フランスの説明にアメリカはくらりと眩暈を覚えて、思わずため息をついてしまった。そんなことが本当にあるのだろうか。……ないとは言い切れない。
何と言っても先ほど抱き締めたイギリスの身体は、明らかに小さくなっていたのだから。
ええと、ご本家でのイギリスの身長の変化について、自分なりに考察してみました。
ご本家でイギリスが初登場したのは第二次世界大戦ですよね。それからどんどんイギリスは縮んでしまって、とてもフランス兄ちゃんと同身長には見えなくなっています。
それは何故かというのをちょっと考えてみたわけです。
当時イギリスでは貴族と平民の身長差が20cmはありました。ですがWW1の時点ですでに三割もの貴族の子弟が戦争で亡くなってしまい、WW2でも大量の犠牲者を出すことになりました。このような状況ですから戦後平均身長が変わってしまうのも無理はありません。
しかも「太陽の沈まぬ帝国」と言われたほどの領土を持っていたのに、植民地独立に及んでほとんどが失われてしまったわけですから、イギリスの体格が縮んでも仕方がないかなぁと思ったわけです。
……もちろんひまさんがどういう思惑でイギリスを縮めたのかは、ぜんぜん分かりませんけどね(笑)
2008/06/25 米英 (talk / R12)
以下、R15ネタです。ご注意下さい。
書き手であれば誰もが一度はあこがれるであろう、米英の初エッチ。
恐らくここで問題になるのは「お互い初めてか、否か」です。
イギリスはさすがに童貞と言うことはないと思います。長い年月を過ごしていますし、今と違ってキリスト教が浸透する前の大陸はかなり乱れていましたから、性に対して奔放でもいいかなぁと。少なくとも女性とは経験があるでしょう。
男性とは……フランス兄ちゃんと初体験は済ませていると思います。昔からこの二人は殴り合いながらも性的欲求を満たしていそうなイメージなので(笑)
ただしセフレだということがアメリカにバレると、「やっぱりなぁ」と思いながらも彼だってかなりショックを受けると思うので、初エッチ前にはちゃんとカミングアウトしてあげて欲しいです。
次にアメリカ。
子メリカ時代から黒い発言がちらほら垣間見える彼だけに、それなりに要領よく筆おろしは済ませている気もします。
問題はその女性は誰かということですが……案外イギリスがあてがっていたり。彼なら息子(弟)の思春期にはそれなりに慣れた女性を連れて来そうです。(『国』の相手なので慎重に選んでそうだ)
そしてもちろんアメリカには男性経験はないと思います。ピューリタンの国ですし、潔癖な面を強く持っているイメージなので「男同士は駄目。絶対!」と思っているのではないかと。のちのち二重三重のタブーに悶える青年メリカを想像して、どうにかなってしまいそうです!
ともあれ、イギリスもアメリカの前ではエロいことは一切しなかったでしょうし、気付かれないまま独立戦争まで過ごしそうです。
私的に二人の初夜(笑)は、思春期メリカがもやもやしてイギリスに襲いかかる、というのも捨てがたいシチュではありますが、ここはやはりWW2期間が一番おいしいかなぁと思っています。
共に死線をくぐる、というのは二人の距離が一気に縮まって急接近、ラブロマンスにうってつけ!という感じですしね。使い古されたネタですが王道な米英にはある意味合っているような気もします。
さて、誘うのはどちらからか。
これは……私の好みで言えばイギリスからがいいです。アメリカに「本当に君はエロいな!」と言われながらも、普段は見せないような真剣な(照れたり怒ったりしない)顔ですっとネクタイを弛めそうです。そしてボタンを一つ一つ自分で外していくんですよ。
そんな本気のイギリスに茶化していたアメリカも言葉がどんどん少なくなって来て、しまいにはベルトを外されちゃうわけですね。
埃っぽい陣営の中でもいいですし、どこか殺伐とした空気の漂う司令部の一室でもいいです。場所なんてなんとでもなります。ただ野外は嫌かな(笑)
横たわる二人の傍にはライフルや手榴弾が置いてあって、火薬の匂いが漂っているといっそう萌えます。そういう、一種独特の緊張感と言うか、異常な環境下でただ相手の息遣いや鼓動だけを感じるんです。恥じらいとかなく。それなのに頭の中はやけに冷静だったり……そういうのがいいな。
もちろん普通に平和な時代に、イギリスの家だったりアメリカの家だったりというのもいいですけどね。って結局なんだっていいんじゃないかな!
初エッチは何回書いても楽しいですしね(笑)(それ初って言わない)
2008/06/23 露英 (talk / R12)
以下、仏英要素を含みますので苦手な方はスルーお願いします。
うちの基本設定が、英→露:エロいことしたい、露→英:あったかい所で一緒にお茶がしたい、なのでそもそも二人の求めるものが大違いだったりするんですが、欲求不満なイギリスはきっとフランスに捌け口を求めそうです。(いわゆるセフレというやつです)
フランス兄ちゃんは「お前ロシアと付き合ってんじゃないのか?」と言いつつも、身体の相性はばっちりなのでなんだかんだで楽しんじゃいます。
で、アフターで煙草を吸いながらイギリスがやっぱり不機嫌なままなので、ついつい理由を聞いてみると(なんだかんだで面倒見がいい)、どうやらロシアが手を出してきてくれない模様。ベタベタするけどエロにはつながらないのが不満らしい、と分かって一肌脱いでやろうとロシアの所に行ってくれます。まぁ興味50%からかい40%ネタ集め5%同情5%なので、親切心ゼロですけどね。
「お前イギリスとは夜、どうしてるんだよ?」と直球で聞くところがさすが兄ちゃんです。ロシアはにっこりと幸せそうに笑いながら「一緒に寝てるよ」と答えます。
「そうだよな。寝てるよな」「うん、手をつないだり時々ぎゅってしたり、とってもあったかいんだよ」「……抱いたりしないのか」「だからぎゅってしてるよ」「そうではなくて、セッ○スは?」「えええええ!? なんで? どうして? 僕とイギリス君が!?」という会話が繰り広げられて、さすがのフランス兄ちゃんも不憫なイギリスの為にほろりと涙を流してくれそうです。
ロシアにはエロい概念はあんまりないと言うか、あったかければそれでいいと言うか、なんだかそういうイメージなのです。きっと満足度数(幸せ度数)がとても低いんでしょうね。(その点イギリスと似ているなぁ)
それに彼は絶対すごいトラウマを持っていそうなので(苛められっ子時代の)、人に触られるのを何より嫌悪しているところがありそうです。
なので二人が結ばれるのはお付き合いしてから5年くらいはかかりそう……その間にリアルに国交断絶しなければいいんですが(笑)(イギリスが足払いをかけるのが先でしょうけど/笑)
2008/06/19 露英 (sss / 小ネタ)
お題「今日も静かに時を刻む」のいろいろ台無しな30分後(笑)
小ネタなのでこちらに移動させました。
「信じらんねぇ」
「それはこっちのセリフだよ。なに勝手に人の薬飲んでるの?」
「や、だってそれはほら……ってそんなことより先に起きたんなら家ん中入れよ! びしょ濡れで泥まみれじゃねーか!!」
「言っておくけど目が覚めた時にはもう降ってたから。君の方こそ降り出したの気づいてたんでしょ? なのに昼寝? バッカみたい!」
「うるせぇ! お前がキチガイじみた真似するから釣られたんじゃねーか!!」
「何? 責任転嫁する気? いいよ、受けて立つよ、最近戦争してなかったからミサイル大量に余ってるし」
「ポンコツ空母しか持ってねーくせに調子乗んなクソガキ」
「制空権さえ取ればこんなちっちゃな島国、簡単に一掃しちゃうよ」
「は! パトリオットの餌食にされてぇようだな」
「もうどうでもいいからさっさとシャワー浴びちゃってよ。寒くて仕方ないし」
「お前が先に入ればいいだろ、無駄に図体でかいんだから!」
「君みたいな貧弱で貧相な身体だとすぐに風邪ひいちゃいそうだから、遠慮してあげてるのに。人の親切は快く受け取るべきだと思うけどな」
「お前のは親切って言わねーんだよ! だいたい人んちの庭でなに疑似臨死体験なんて行ってんだ! ふざけんなよ!!」
「だってあそこなら君の大事にしているバラが沢山あるし、むやみやたらに攻撃されないだろうって思って。良かったね、バラが無事で」
「人質取ってんじゃねぇ!」
「バラは植物だよ?」
「いちいち上げ足取んな! いいから風呂入って来い!」
「じゃああったかい紅茶用意しておいてね。あ、ジャムはイチゴがいいな」
「図々しこと極まりねーな、おい!」
「イギリス君ほどじゃないよ」
……こんな二人が大好きです。
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