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 紅茶をどうぞ
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ストイシズム [ 2 ]
 その招待状がロシアの元に届けられたのは、イギリスからの予期せぬ攻撃を受けた二日後のことだった。
 火傷はそれほど酷くはなかったのだろうが、手袋の外し方に問題があったせいで治るにはまだまだ時間がかかるとのこと。我ながらとんだ失敗だったようだ。
 仕方なしに右手には不便ながらも包帯を巻いている。指まで一緒に巻かれしまっているので、ペンを持つのに不自由だからと万年筆を包帯にくくり付けていたら、上司に15分間も爆笑されたことは忘れたい思い出だろう。

 招待状は、外出先から戻って来たらもうそこにあった、としか言いようがなかった。鍵をかけた密室にふっと突然湧いたような感じだ。
 ロシアは執務室のデスクの上に置かれたその招待状を手にして、しばらくこの封書がどうやって届いたものなのかいぶかしんだ。誰が許可なくこの部屋に入り机上にこれを置いたというのだろうか、それが不思議でならない。
 宛名は確かに自分で間違いなく、裏を返せば差出人は意外なことにイギリスだった。思いがけない名前に心底驚く。
 どうやらそれは話に聞くお茶会への誘いのようで、イギリスと親しい国だけが集まる完全にプライベートなものだった。年に数回行われる恒例行事らしく、何度か小耳に挟んだことはあるがこれまで一度としてロシアが誘われたことはない。
 公的行事でもあるまいし、仕事以外でお互いの国土を行き来するような習慣は皆無だった。ましてや自宅など訪れるはずもない。

 どんな気の迷いなのかは知りようもなかったが、イギリスに会えるだけでなく噂に聞く美しいイングリッシュガーデンと紅茶が楽しめるだなんて、ロシアにしてみれば願ったり叶ったりな誘いである。
 出される料理や菓子はたいていフランスが担当することになっているらしいし、その辺のことを差し引いても彼の自宅へ招かれるという事実はロシアをこの上なく喜ばせた。
 まぁあのイギリスのことだから、気まぐれどころかからかいや悪意を持っての招待かもしれない。けれどその程度の嫌がらせに屈するような性格でもないし、空気を読んで自ら断るという選択肢も勿論ない。
 誘いを受けた以上どんな罠や策略が待ち受けていようとも行きたいと思ってしまうので、ここは迷いなく参加表明しておくに限るだろう。
 そう決めてカードの「出席」の文字を丸で囲んだ瞬間、突如としてぱっと目の前で光の粒子が散り、ロシアはやや背を反らせながら軽く瞬きを繰り返した。そして徐々に空中に形を成すその小さな影を見つめて口元をほころばせる。

「やぁこんにちは」
『こんにちは。カードは私がちゃんとイギリスに届けるわ』
「そっか……うん、よろしくね」
『今は薔薇がとても美しい季節よ。楽しみにしていてね』

 鈴が転がるような声で謡うように言い、七色に輝く透明な羽根をゆっくりと揺らしながら、可愛らしい妖精は差し出したカードを両手で受け取った。そしてくるんと挨拶をするように一回転するとぱっとその場から消え去る。
 なるほど、密室に忍び込んだ犯人は彼女だったというわけか。こんなふうにメッセンジャーとしても活躍してくれるとは、随分便利なものだなぁと感心してしまう。
 きっとアメリカや日本などは彼女たちの姿を見ることは出来ないだろうから、いつの間にか返事が勝手にイギリスの元へ届くことを驚いているに違いない。こういう時、妖精を認識出来る自分は誰よりもイギリスに近い気がしてロシアは嬉しく思った。

「ふふ。楽しみだなぁ」

 まだ見ぬ彼の家はどんな雰囲気なのだろう。
 薔薇が綺麗な季節、ということは庭一面に彼が丹精込めて育てた花たちが咲き誇っているということだ。どれほど美しいのか想像するだけでも楽しい気分になれる。
 向日葵以外の花に興味を持ったことなどほどんどなかったが、今ではイギリスの国花ということでちょっと気になる存在だった。絵画や歌など芸術面ではよく登場するバラだが、残念なことにロシア国内ではあまり栽培されてはいない。
 フランスやイギリス、ドイツやアメリカなどに比べると圧倒的に好事家の数は少ないうえ、販売ルートも確立されていないので商用としても人気がなかった。それでもここ最近の経済発展にともない、以前に比べれば庭先でモダンローズの大輪を見かけることも多くなって来たと思う。
 ロシアも気まぐれに数株、庭先に植えてみた。イギリスが愛でるほど手間をかける気はなかったが、つぼみが綻び始めているのを見るのは悪い気はしない。いつか彼に見せてあげる機会があればいいなぁと望み薄いことを思ったりもしている。
 日を追うごとにどんどんとロシアの中でイギリスの存在が大きくなって行く……そのことに危機感はない。あるのはただ、なにもかもが麻痺するくらい甘ったるい魔法の渦に飲み込まれるような、そんな感覚だけだった。


* * * * *


 お茶会当日。
 ロンドンのヒースロー空港に到着したロシアを出迎えたのは、意外なことに日本だった。丁度彼もこの時刻に同空港を利用することになったらしく、その話をしたらイギリスに一緒に来てくれないかと頼まれたそうだ。
 ロシアはイギリスの自宅を知らない。会議が行われるロンドン以外からあまり英国内を移動したことはないので、住所だけ渡されても道に迷わないという補償はなかった。なので日本の登場は素直にありがたく思う。

「日本君は毎回お茶会には参加しているの?」

 道中1時間くらいあるとのことなので適当に話題を振ってみる。イギリスととくに仲の良い日本は恐らくかなりの頻度で自宅を訪れていることだろう。
 会議の時はかっちりとしたスーツを着ている彼だが、今日は幾分ラフな格好をしていた。オフホワイトのシャツとベージュのジャケット、そして焦げ茶のズボン。自宅でくつろいでいる時に着ている和服とも違うその姿に、軽い違和感と新鮮味を覚えた。
 日本とはそれなりに長い付き合いではあるが、自分は結構いろんなことを知らないんだな、とロシアは思う。

「英連邦のみなさんだけの場合もありますので毎回とは言えませんが、何度かお誘いいただいています。四季折々の花咲く季節に、その都度一番似合う紅茶を淹れて下さるのでとても楽しみにしているんですよ」
「そうなんだ」
「ロシアさんははじめて、ですよね? どんな心境の変化でしょう?」

 あまり詮索好きではない日本をもってしても問わずにはいられないほど、今回ロシアがイギリスの招きに応じたことは相当奇異に映っているらしい。もちろんホストであるイギリスの行動にも同じことが言えるだろう。
 確かに自分達の仲の悪さは世界常識に等しい。イギリスからの招待も、それを素直に受けるロシアも、これまでの経緯から言えば考えられないことだった。

「さぁ、どうだろうね。イギリス君も悪ふざけが好きだから……僕も丁度退屈していたし、いいんじゃない?」

 くすくすと笑って告げれば日本もまた静かに微笑を浮かべて頷いた。
 平和ボケと言われても構わない。こうやってゆっくりのんびり出来る時間には限りがあることを自分達は知っている。
 今しか出来ないことを楽しむのもまた一興、といったところだろうか。

「もし宜しかったら私と一緒にお庭を散策しませんか? イギリスさんはホストですのでお忙しいでしょうし」
「へぇ。君からそんなお誘い受けるだなんて嬉しいな。どうしたの? 心境の変化?」

 からかうようにそう問えば、いつも通りの曖昧な笑顔のまま日本は「ええ、そんなところです」と頷いて、指先で黒い髪をさらりとかきあげた。
 その穏やかな横顔を眺めやりながらロシアも機嫌良さそうに笑みを浮かべる。どうやら今日は素敵な一日になりそうだ。


 空港から車で約一時間半。ロンドン郊外にあるイギリスの邸宅は、さすがに伝統と格式を愛する彼らしい重厚なレンガ造りのブリティッシュハウスだった。
 それほど大きな家ではないが中庭には噴水があり、その周辺をとりまく美しいバラの花たちは香り豊かに咲き誇ってる。イギリスの天候は曇りが多いと聞くが、幸いなことに今日は青空が広がり気温も丁度良く絶好のお茶会日和のようだった。
 門をくぐり石畳を歩いていけばすぐに賑やかな声が聞こえてくる。日本がこちらですと慣れた様子で進む後ろにくっついていけば、白いテーブルと椅子が整然と並べられた会場へと到着した。

「あ、にほーん!」

 いち早く気付いたのはイタリアで、彼は満面の笑みを浮かべながら走り寄って来るとそのままの勢いで日本に飛びついた。あらかじめ予測していたのだろう、日本もなんとかその場に踏みとどまりながら猛烈なハグの嵐に頑張って応えている。

「イタリア君もいらしていたんですね」
「うん! 今年は色んな国に声を掛けているみたいだよ? イギリスは正直怖いけど紅茶は美味しいからね!」
「そうですか」

 苦笑浮かべる日本に笑い返しながら、ふと気付いたようにその肩越しからイタリアはロシアを見上げてきた。それからぱっと身体を離してちょこちょこと回り込んでくると、にこにこ笑ったままロシアに向けて「チャオ!」と手を振る。

「ロシアもハグハグ!」

 両手を伸ばして催促されれば断ることは難しい。ゆっくりと腰を屈めながら両腕を彼の体に回せば、ばふんと音を立ててイタリアはロシアの胸に顔面を押し付けてきた。

「珍しいね! ロシアがイギリスのお茶会に来るなんて!」
「うふふ」

 最近イタリアとはお互いの上司が仲良しなせいか、顔を見合わせる機会が増えたように思う。そのため彼もこうして気軽に声を掛けてくれるようになった。
 これまではほとんど会話をすることもなかったけれど、昔からローマ帝国は欧州の憧れの的であり、その血を受け継ぐイタリアもまた各国から好まれる性格をしている。もちろんロシアも例外ではなく、彼には問答無用で好意を抱いていた。

「イギリスはあっちでフランス兄ちゃんやアメリカたちと一緒にいるよ」
「ありがと。じゃあ挨拶してこようかな」
「喧嘩は駄目だよ?」
「うん、大丈夫。分かってるよ」

 そう言って身体を離し、イタリアの頬にちゅっと軽く唇を落とせば「俺もー俺もー」と強請られる。もう一度屈めばちょっとだけ悔しそうな顔をしたあと彼は背伸びをしてからキスをして、元気いっぱいに踵を返した。
 そのままドイツの方へ駆けて行く背中を見送れば、日本が「本当、可愛らしいですよね」と年寄りじみたことを言った。

「僕から見れば君も充分可愛いけど?」
「年上をからかうもんじゃありません」

 すげなく言って日本が歩き出すのに合わせて隣に並べば、イタリアが指差した方向を目指す。イギリスが数人に囲まれながらテーブルセッティングしている姿が見え、自然と心が浮き立った。
 二日前に会ったばかりとは言え、怒らせてしまったし最悪な別れ方をしていたので少なからずがっかりしていたのだ。せっかくリトアニアがチャンスをくれたのに台無しにしてしまったのは、ひとえに自分の余計な一言のせいだろう。
 アメリカの話題はタブーだ。最初から分かりきっていたというのについ口を出してしまったものだから、激怒したイギリスにポットを投げつけられる羽目に陥ったのだろう。中国や日本ではないが藪をつつけば蛇が出る、という諺は実に的を射ているようだ。
 今も手袋の内側で包帯まみれの右手をそっと押さえれば、じんじんと熱を持って痛む傷が余計酷くなった気がして溜息がこぼれる。

「……ロシア?」

 ふと名前を呼ばれて顔を上げれば、いつの間に来たのかイギリスが目の前にいた。日本が挨拶をするのに合わせてにこやかに応対しながら、ちらりとこちらを伺うように視線を向けてくる。
 ぼうっとしていればまた挨拶もロクに出来ない田舎者が、と文句を言われるのは分かっているので、取り繕うように慌てて笑みを浮かべると片手を差し出した。
 
「あ、今日はお招きありがとう」
「…………」
「えーと、この間は」
「この前は悪かった」
「え」

 勢い込むように被せられたイギリスの言葉に、戸惑うように目を丸くしていれば、彼は視線を伏せたままもう一度「すまなかった」と言った。
 さすがに気の強いイギリスといえども、外交相手に熱湯を浴びせかけたのはまずいと感じていたのだろうか。珍しく逡巡しながらも謝罪している。
 けれど、日本がなんのことか分からずに戸惑いながら様子を窺っているので、ロシアはさぁ?と肩を竦めると適当にこの場をやり過ごそうとした。いまさら大袈裟に騒いで国際問題にするわけにもいかないだろうし、他国に知られて変にこじれてしまうようなことも避けたかった。
 おそらく逆手を取って責めたとしても、頑なに反発されるだけで自分達の関係は悪化する一方だろう。ただでさえ接点のない両国の溝をこれ以上広げて会うこともままならなくなってしまうのは、ロシアの本意ではなかった。
 無視でもされようものなら近付くことすら出来なくなってしまう。

「別に君が怒って帰っちゃうことなんてしょっちゅうじゃない。おかしなイギリス君」
「…………」
「それよりあとで紅茶が欲しいな。今日はバラと、君の淹れてくれるお茶を楽しみに来たんだよ。ね、日本君?」

 そう声を掛ければ空気を読むことに関しては一流の技を持つ彼は、小さく笑みをたたえたまま頷いて見せた。

「ええ。今年も本当に綺麗に咲いていますね。裏庭の方にロシアさんをご案内しても宜しいでしょうか?」
「あ、ああ……頼む。茶の席はあと30分後にはじめるつもりだ。今日は二人とも楽しんでくれ」

 さすがイギリス、気持ちを切り替えてすかさず社交辞令的にそう言えば、一瞬だけ物言いたげにロシアの右手を見遣ったものの、すぐに背を向けて行ってしまった。
 そしてフランスとアメリカの方へ戻ると、また忙しくあれやこれやを準備し始める。そんな姿を遠目にロシアと日本はしばし立ち止まっていた。

「……何かありました?」
「別にないよ」
「……裏庭に行きます?」
「うん」

 きっと質問たくてたまらないんだろうな、と思いながらロシアは日本を促してバラの生い茂る裏手へと足を向けた。
 勘のいい日本のことだからだいたいの察しはついているのだろうが、改めて説明する必要はないだろうしする気もない。
 ―――― 一応ほら、恋する相手の失態は内緒にしておいて上げた方がいいでしょ?
 ふふふと笑えば怪訝そうに目線を投げて寄越しながら、日本は何も言わずローズアーチを抜けるのだった。


 それからしばらく庭を散策して満開のバラを堪能したのち、軽い昼食を兼ねて立食パーティが始まった。参加国は銘々分かれて談笑を重ね、ロシアと日本がいるテーブルにも入れ替わり立ちかわり色んな国が声を掛けて来た。
 それぞれくつろいだ表情をしているので会議で集まる時のような緊張感はない。社交場とも違うので本当に気楽なものだった。

「日本君は他の人のところへは行かないの?」

 ずっとロシアから離れようとしない彼を不思議に思っていれば、日本は澄ました顔で意外なことを言う。

「ここだけの話ですが、実は私、未だにこういう集まりには慣れなくて」
「へぇ? でも君っていつもパーティの時はアメリカ君たちと一緒にいるじゃない」
「ええ。ですから今日はとても穏やかなひと時が過ごせます」
「それってもしかして僕がいるから?」
「防波堤代わりで本当に申し訳ありません」

 全然ちっとも悪いとは思っていない素振りでさらっと言われて、ロシアは思わず苦笑した。彼がこんなにはっきりと思っていることを口にするのは珍しい。普段どれほどアメリカの煩さに辟易しているのか想像に難くなかった。
 苦労人ってやつだね、とそんなふうに内心面白く思っていれば、タイミングを合わせたかのようにひときわ騒がしい声が周囲を揺るがせた。
 確かめるまでもなくアメリカである。いつものようにイギリスがマナー違反を注意すれば、それに反抗するかのようにアメリカもまた冷たい態度を取った。
 相変わらずの見慣れた景色に各国はやれやれと肩を竦めるばかりで、その間に割って入ろうという酔狂さは誰にもない。ロシアと日本もまたはじまったのか程度にとらえて、声高に応酬を繰り返す二人を見遣っていた。
 
 鬱陶しいだとかいつまで保護者気質なんだいとか、アメリカがオーバーなジェスチャーともども溜息をつけば、イギリスが顔を赤らめて泣きそうな顔をしながら言い返す。
 目尻に浮んだ涙と潤んだ緑の瞳を想像して、ロシアは知らず自分の中がざわざわと波打つのを感じた。あぁまただ、またイライラが募る。
 アメリカに向ける視線が自然と険しくなるのが自分でもはっきりと分かってしまう……それがたまらなく嫌だった。

「イギリス君、あんなに一生懸命なのにアメリカ君て本当につれないんだね」
「あれはあの二人のコミュニケーションの取り方なのでは?」

 あまりに賑やかなその様子に、知らずぽつりと呟いてしまえば、日本は多少呆れ混じりそんなことを言う。
 コミュニケーション、そうだ、それは間違っていない。そう思ってロシアも大人しく頷いて見せた。

「うん、分かってる。それでも時々イギリス君は泣いてるから。アメリカ君がいないところで彼、声を殺して泣いてるんだもん。たぶん平気な顔してるけど、アメリカ君に悪口言われるの、本当に嫌なんだろうなぁ」
「なんでそんなこと知って……」
「見てるからね」
「え?」

 ずっと見ているから、気が付いてしまう。
 イギリスがどれほどアメリカに心を砕いているのか、そして邪険にされるたびにこっそり影で涙しているのかを、ロシアは嫌というほど知っている。
 そのせいでついアメリカに面白くない目を向けていたことを、イギリス本人に咎められたくらいだ。
 叶わない想いに傷つくなんて下らない。そんな子供が見るような安っぽいドラマのワンシーンを毎回毎回繰り返す彼のことを、ロシアはなんて滑稽なんだろうと思っていた。
 馬鹿みたいだと鼻で笑っていたというのに……自分もいつかそういうふうに想いの果てに心を痛める日が来るのだろうか。

 ―――― さすがにそれはないかな。

 感傷的になったり雰囲気に流されたりするのは自分らしくない。突拍子もない考えにくすっと笑って、ロシアはイギリスとアメリカから目を背けるとグラスに注がれた琥珀色のワインを静かに飲み干した。
 いつしか右手の火傷がズキズキと痛み出したことには気付かないままに。



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